食事をおいしく摂るための治療法は多数あります。
あなたに本当に合った治療法をお口の専門家がお選びいたします。

はじめに・・・

「せっかく治療したインプラントを長持ちさせるためには・・・」

 

インプラントがダメになるには原因があります。

 

インプラントが失敗する主な原因に、メンテナンスをせずに「インプラント周囲炎」になってしまうことが挙げられます。
「インプラント周囲炎」とは、インプラントの周りに発症する歯周病のことです。

 メンテナンス不足により、食べかすや歯石が付着したままになってしまうと、 天然の歯の歯周病と同じ様にインプラントが細菌に感染して、歯肉からの出血・インプラントのグラつき・脱落などの症状を出てきます。
また、インプラント周囲炎は歯周病よりも進行しやすく、自覚症状が少ないという特徴があり、気付いた頃には手遅れになっている場合もあるのです。
インプラント周囲炎は、自然に治ることはありませんから、異変に気付いたら早めに対処することが大切です。 インプラント周囲炎が進行すると、インプラントが使えなくなり、再治療が必要になることもあります。

私の考えるインプラント治療とは・・・

私は、「インプラント治療」とは、あくまで患者さんが選べる治療法の選択肢の一つに過ぎないと考えております。 インプラントだけが最適な治療ではありません。入れ歯やブリッジにもメリットがたくさんあります。インプラントより入れ歯やブリッジの方が適している方も多くおられます。また、手術の負担が大変そうな方、骨があまりにも少なすぎる方、持病をお持ち方、通院が大変そうな方もおられます。「何が何でもインプラント治療がベスト」と考えている歯科医師もいるようですが、それは本当に患者さんの為になるのでしょうか?と疑問を感じます。

当院ではインプラント治療を行う前に、すべての患者さんに対して30~60分くらいお時間をいただき、十分なカウンセリングしております。それぞれの治療のメリット・デメリットをしっかりご理解していただいたうえで、その方に合ったベストな治療法をお選びいただくように心がけております。

院長経歴

日本口腔インプラント学会所属
日本口腔インプラント学会認定100時間コース受講
京都インプラント研究所所属
国際インプラント学会所属 顎顔面外科認定医
日本顎咬合学会認定医

提携病院

足利赤十字病院
太田記念病院
佐野厚生総合病院

 

まず、はじめに・・・

本当にその歯は抜かなければならないのか

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まずはあらゆる手段で残せる可能性を模索します。例えば、根の先に膿の袋があり治療しても改善しない場合や、歯周病により歯がグラグラになっている場合など、歯を抜く対象になってしまっていても、一度「精密検査」を行い、本当にダメなのかを診断します。

当院では、歯科用CTスキャンによる精密診断やマイクロスコープ(顕微鏡)治療により歯を残す可能性を高めるため全力を尽くします。

歯科用CTスキャン装置

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マイクロスコープ(顕微鏡)

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また、どんな歯でも無理に残した方がいいわけではありません。置いておく事で周囲の歯を悪くしてしまうものなどは抜くべきだと考えます。抜歯の判断は歯科医のスキルで大きく左右されるため、他院で抜歯と言われたものも残せる可能性を探ります。

本当にインプラントが最適なのか

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インプラントは万能ではありません。歯が抜けた部分が狭すぎる部分に入れてしまえば周囲の歯の根を傷つけてしまいますし、骨の形態が悪いところに入れれば、見た目に美しいとは言えない治療となることもあります。当院では多くの経験や論文から、インプラント治療をした場合の予後を事前に想定し、不適切なケースではご説明の上、他の治療をお勧めします。

インプラントを入れても大丈夫なお口の状態なのか

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歯が抜けたことには必ず原因があります。その原因が除去できないまま、ただ抜けた場所に入れるだけでは医療とは言えません。治療後すぐ他の歯が抜けたり、インプラント自体が早期に脱落することもありえます。当院ではお口の中を徹底的に分析し、清掃状況、かみ合わせ、残存歯の状態を把握したうえで、全体を治す際の手段としてインプラント治療を行います。インプラント治療は、それ自体は目的とはならないのです。

では、インプラント治療を何で選びますか?

安全な手術か
手術中に骨の神経を傷つけてマヒが残ったり、動脈を傷つけて出血が多量になる事故が起きています。 骨の中を走る神経や血管の位置を解剖学的にしっかり理解し、また歯科用CTスキャン(3次元レントゲン)で診断する能力が非常に大事です。

 

費用が妥当か
インプラント治療は保険適用外治療なので、高額になります。 「安かろう悪かろう」という言葉がありますが、インプラント治療のような高度な技術を伴う治療については「安かろう悪かろう」では困ります。また、高過ぎる治療費も困ります。 治療を受ける前に、ご自身の治療がトータルでいくらかかるのか、何にいくらかかるのかを、しっかり理解したうえで治療のすすめることをおすすめします。

そして、手術が上手か
手術が上手であることは、患者さんにとっては苦痛のない手術を受けることができます。 歯科医師も人間ですから全員が手術が上手いとはかぎりません。 手先の器用さも含め、歯ぐきの切り方、骨の削り方、インプラントを埋め込む正確な位置などを常に勉強することが大事だと考えています。

さらには、歯科医師として信頼できるか
治療技術が仮に素晴らしかったとしてもその医師が冷たかったり、患者さんの言うことを聞いてくれなかったら、やっぱり嫌だと思います。 その医師が同じ人間として信頼できるかどうかも、技術同様に大切なことだと考えます。

体に優しい「ドリルを使わない」手術法

当院のインプラント手術法は、ドリルの使用を最小限に抑えた「安心・安全なインプラント手術法」です。

当院では、ドリルで削るインプラント手術法に不安を感じている患者さんにも安心してインプラント治療を受けていただくために、OAMインプラント法を導入しました。

OAM(大口式)インプラント法とは

従来のドリルを使用してインプラントを入れる手術は、骨を削り取るため、骨の幅が狭いとインプラントができない場合や骨造成などの大がかりな手術が必要な場合がありました。

OAMインプラント法は、骨表面に小さな穴をあけ、専用器具を用いて少しずつ穴を広げてインプラントを埋入する新しい治療法です。骨をほとんど削らないため、出血や痛み、術後の腫れも少なく、身体への負担も少なくて済みます。

また、術中の不快な音や振動も少なく、怖がりの患者さんでも安心して治療が受けられる、安心・安全なインプラント手術法です。

手術方法

小さなバー(直径0.5ミリ程度)でインプラントを埋入する位置を決め、スタートポイントの小さな穴を開けます。小さなバーを使用するので振動もほとんど感じません。

細いリーマー(針灸治療の針のようなもの)で骨の内部の状態を丁寧に探り、おおよそのインプラントを埋める方向を決めます。

オーギュメーターという専用器具で小さな穴から丁寧に拡大していきます。細い骨でも少しずつ広げて太くします。

器具を少しずつ太いものにかえてゆき、徐々に穴を大きくします。穴を拡大するにしたがい、やわらかい骨は圧縮され固くなっていきます。

オーギュメーターの容積の分だけ頬側に骨が押し広げられます。必要な穴の大きさまで器具をとりかえながら広げていきます。

広がった骨にインプラントを植え込みます。骨とインプラントが結合した後、歯が入ります。

従来のインプラント法との比較

一般的なドリル法の場合、インプラントを埋め込む位置にドリルで穴をあけます。このとき、骨の先端部がドリルで大きく削られ、骨の高さが低くなってしまいます。大口式では、小さなバーで穴をあけるので骨はほとんど削らず、安全に穴をあけることができます。

また、従来の方法では、最初にあけた穴をドリルで削りながら大きくしていきます。このとき、方向や角度を間違えると、血管や神経を傷つけ重大な事故につながる危険性があります。また、穴を広げる際、周囲の骨を多く削り取ってしまうので、骨が細くなってしまったり、支える骨が少なくなってしまったりすることがあります。それを補うために、顎の骨や腰の骨を削り取って移植を行う、全身麻酔や入院が必要な大掛かりな手術が必要になってしまうことがあります。

大口式では最初にあけた穴からリーマーという細い針状の器具で丁寧に骨の内部を探り、オーギュメーターという専用の器具で少しずつ穴を拡大していきます。オーギュメーターは細いものから数種類の徐々に太いサイズに変更しながら繊細に優しく押し広げていきます。骨を削るのではなく押し広げるので周囲の骨を多く残すことができます。骨を増やすための大掛かりな手術も必要とすることなく安全にインプラントを埋入することができます。

大口式は骨をほとんど削らないため出血や痛みも少なく、苦痛なく受けることができます。術後の腫れや痛みも非常に少なく傷の回復も早くなります。体への負担が最小限に抑えられる安全な治療法と言えます。

 

当院で使用しているインプラント

 

「スウェーデン製インプラント」

世界で最も信頼されているインプラントの一つです

実は、インプラントの発祥の地はスウェーデンなのです。1964年にスウェーデンの整形外科医のブローネマルク先生が、初めて人間に応用したことから始まりました。 その為、スウェーデンには世界中からインプラントを研究する歯科医師が集まり、インプラントの発展に大きく貢献しました。 今では、世界中に300種類位のインプラントがありますが、スウェーデン製のものが安心できると思います。

 

スウェーデン製のインプラントのメリットとは・・・

 

1.インプラントと骨との結合が抜群にいい⇒最大のメリット。

インプラントの表面の性状がタイオブラストと言って、チタンの粉を吹き付けて表面がざらざらになっているため、骨が誘導されやすくなり、さらに骨と頑丈にひっつくようになっています。

2.インプラント周囲の骨が極めて溶けにくい(歯周病に強い)

インプラントと土台との連結部分が、コニカルシールという、円錐形の構造になっていて、隙間ができないようになっています。その為、隙間から細菌が入ってこず、感染を起こさないのです。

以下のようなお悩みをお持ちの方へ、自信をもってインプラントをお勧めします。

①歯が抜けたまま放置している、または固い物が噛めず、おいしく食事ができない方

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奥歯を失うと硬いものなどが食べづらくなります。インプラントは天然の歯と同じように噛む事ができますので、硬いものも不自由なく食べる事ができます。またしっかり噛むことにより、唾液も分泌され消化吸収を促進し、脳への刺激により認知症の予防になります。

 

 

②入れ歯が痛い、または取り外しがわずらわしい方

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入れ歯は天然の歯と比べて噛む能力が1/3と言われております。食事の際に入れ歯の硬いプラスチックが歯茎とぶつかり痛みを生じることがあります。また食後にはお口から取り外して洗浄しなくてはなりません。
インプラントは天然の歯と同等に噛むことができ、取り外しの必要がありません。

 

 

③周りの健康な歯を削りたくない、または負担をかけたくない方

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歯を失った時の治療法の一つとして、「ブリッジ」という方法があります。これは失った部分の前後の天然の歯を削り橋渡しをする方法です。これにより前後の歯への負担が増加し、将来的にさらに歯を失うリスクを高めてしまいます。

インプラントなら、ブリッジのように天然の歯に対してダメージがなく、失った歯だけを治療することが可能です。

 

最後に・・・

治療に関して、ご心配な方はまずは無料相談からはじめましょう。

診察時間・交通アクセス

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急患随時受付中

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・お車でのご来院県道38号線沿い、堀込薬師すぐそば、専用駐車場完備
(カーナビは「足利市堀込町2023-3」とセットしてください)
・電車でのご来院東武伊勢崎線「足利市」駅もしくは「福居」駅よりタクシー約5分JR両毛線「足利」駅よりタクシーで約8分
・バスでのご来院足利市生活路線バス:山辺・中央循環線「みなみ号」にご乗車いただき、「堀込十字路」バス停で下車

診療日:月・火・水・木・金・土
休診日:毎週日曜日・祝日・その他臨時休診日あり
診療時間:AM9:30~13:30/PM15:00~19:00
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